キャストインタビューvol.2


キャストインタビュー第二弾!

今回はチリアクターズ主宰の大島寛史と劇団員の成田康佑、新人劇団員北澤優香に加え
昨年の夏、「小田原で演劇をやってみる会」で大島の演出を経験し今回チリアクターズに
初参加の青木理歩さん、同様に初参加で演劇ユニットの主宰も務める竜木みちるさん。全員がU24と
いうフレッシュなメンバーにお話を伺いました!

 




―早速ではありますが皆様よろしくお願いします。
 今回チリアクターズ初参加に加え、今まで客席から観ていた方との共演となるこの作品
 そういった面も踏まえてチリアクターズの稽古場や座組の雰囲気は如何でしょうか?


竜木:…最初、実はとてもチリアクターズが怖くて…

大島:え、それはどうして?

竜木:チリアクターズは作品に受賞歴があったりして、まずそういった所に恐縮してしまっていて。
   大島さんとは共演したことがあるんですが、チリアクターズは少し上の世代の劇団じゃないですか。
   それで、思い切って参加した時に、「この小童が!」って思われないかなって(笑)


(一同笑)


竜木:でもいざ参加してみたら、同じ年の成田君や理歩がいたり、優香が居て。先輩方も気さくに話しかけて
   くださって。優しくてアットホームな場所だなって。かつ、その中で作品のクオリティを上げていく姿勢
   も皆さん凄くて。劇団に対する納得と尊敬の気持ちが強くなりました!

青木:私は昨年の夏に「小田原で演劇をやってみる会」で大島さんの演出を経験してから、いつかチリアクターズに
   参加してみたいと、機会をずっと伺っていて。
   果夏(竹村果夏)さんや南咲(伊藤南咲)さんもいらっしゃって心強いなって思いました。

北澤:思い切ってチリアクターズに飛び込んでみて、劇団も稽古場も怖いと思ったことはなかったんですけど、自分で
   お芝居をして、共演者の皆さんのお芝居を見て、大島さんの演出を受けた時に、少しずつ緊張するようになってきて。
   それは、自分が追い付けてない部分が明確になったからだと感じていて。皆さんも作品に向き合う姿勢が本当に自立していて
   本気で。でもそれは私が今まで求めていた場所だったので、喜びと緊張を両立させながら稽古場に居ます。

青木:確かに、先輩やチリアクターズの皆さんとか大島さんに見られながらお芝居する環境って緊張するよね!


大島:でも稽古してる姿勢を見てると全然緊張してなくて堂々としてるように見えてるけどね。

 





―稽古が進んでいった段階で先ほどインタビュー(キャストインタビューvol.1)を
 受けていた方々の印象はいかがでしょうか?


竜木:皆さん舞台に立つと自然と視線が向いてしまうんですよね。流石というか、自分の魅せ方を知っていて。
   そこが同じ表現者としてすごく憧れます。恰好いいです!

青木:作品についてお話させてもらったりすると、着眼点が違ったり、役や作品の深いところまで考えていて。感性の豊かさ
   や自分の考え方が甘かったなって痛感します。そして、私はダンスをずっとやってきてダンスでもお仕事をされている
   南咲さんの舞台上での居方はとても参考にしています。果夏さんや沙絵さんも劇団員ならではの空気感は流石だな、と
   敵わないな、もっと頑張らなくちゃ、稽古の度に感じています。

北澤:私は入ったばっかりで、末っ子だし。自分の足りていない部分があることは自覚しているんですけど、同じ舞台上に立つ
   以上、そういうことを理由に負けたくないなって思いました。くらいついていきたいです。それと劇団員のお二人は特に
   劇団員としてのお仕事と役者を兼任していらっしゃるので、
劇団員としての在り方を学んでいたりしてます。


―成田君はいかがですか?


成田:僕は先輩方が舞台上でお芝居をしていると凄く安心します。南咲さんは役どころもあると思うのですが以前参加してくださった時
   とは違う迫力と気迫みたいなものを感じていて、流石だなって思いました。今回果夏さんと舞台上で絡むことがあって、そこで
   「やりやすくなった」とか声をかけていただけると凄く嬉しいです。


―次に、今回この作品を演じるにあたって役者として意識している事はありますか?


北澤:実は一番年下の役をメインで演じる事って久しぶりだなって。今回主人公であるユカリの過去を演じるのですが、過去って
   現在のユカリへつながる原点だと思うんです。その線で繋がらなくてはいけない部分を点にして崩してしまいたくなくて。そこ
   は一番意識しています。後は相手をよく見て、相手から沢山影響を受けてちゃんと発信出来るようにしていきたいです。


竜木:私は優香ちゃんと同じ役で唯一のダブルキャストなんです。だからこそ、優香ちゃんと違うものを演じたいなって思います。
   もちろん、主人公であるユカリの過去だから、現在へ繋がるプロセスみたいなモノは外さず、どこまで違う印象になれるか
   という事を意識してます。なので…優香ちゃんの回も私の回も2回見て欲しいなって思います!!

 




成田:特に今回僕はユカリの過去に凄く関わっていて、現在にも影響を与える役なのでプレッシャーもあったりするのですがとても
   やりがいのある役をいただけて。その為に相手役のみちるさんや優香ちゃんと役についてコミュニケーションをしていこうと
   思いました。役についての感情をお互いシェアすることによって一人じゃ分からなかった部分も見えてきたりしてて。
   …なので本当に今回は沢山話してくれる相手役の方々に助けられてます…!!

青木:…私ファンタジーばかりやっていたので、日常の身体状態で舞台の上に立つためにも、演じる前にどれだけリラックス出来るか勝負!で。
   今はまだまだ緊張もしてしまうし、ぎこちない感じになってしまっているけど、リアルをお届けする為に一番生の状態でその場にいる、
   みたいな所を意識して、もがいてます


―では最後にこの記事をみてくださっている方に見どころをお願いします!


青木:全部とは言わないけれど、きっとどこかユカリに共感する部分があると思うんです。この作品を通して過去や現在の自分を
   振り返るきっかけになったらいいなって思います。

成田:チリアクターズの作品の中でも静かな作品です。まだまだ未熟ではありますが繊細に紡ぎあげています。でもいつものらしさは
   相変わらずですので、この意味を是非確かめに劇場に足を運んでいただけたらな、と思います。

北澤:この作品は静の中のリアルと言うか、リアルで繊細だと、見ている方も感じると思います。だからこそ舞台上の役者の話す
   セリフや滲みでる雰囲気を劇場で感じていただけたら嬉しいです!

―ありがとうございました!

 


【公演情報】

チリアクターズ第17回公演
「ゆらぎ、碧い鳥、」

公演日程
2019/7/31(水)~8/4(日) 全9ステージ
7/31(水)  19:30~☆
8/1(木)  15:00~☆/19:30~
 2(金)  15:00~☆/19:30~
 3(土)  14:00~/19:00~
 4(日)  13:00~/17:00~

チケット
一般 前売 2800円(☆回は2500円)
   当日 3000円
学生 前売 1000円(枚数限定)
   当日 1000円(枚数限定)
※学生は要学生証
※開場・受付開始は開演30分前です。
※未就学児のご入場はお断りしております。

劇場
STスポット(横浜駅徒歩8分)
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1

キャスト
大島寛史
竹村果夏
影島沙絵
成田康佑
北澤優香
伊藤南咲(客演)
青木理歩(客演)
竜木みちる(客演)

スタッフ
脚本・演出 大島寛史
舞台監督  にしわきまさと
音響    鷹取滉平
照明    板倉 葵(Light Vision)
制作    吉乃ルナ
宣伝美術  カゲシマサエ
製作    チリアクターズ       

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