キャストインタビューvol.1

 

チリアクターズ第17回公演「ゆらぎ、碧い鳥、」キャストインタビューを決行

前半は主宰・脚本・演出の大島寛史、
劇団員の竹村果夏、影島沙絵に加え、過去チリアクターズの作品に4度出演を
し、作品に彩りを添えてくださっている伊藤南咲さんを迎えて話を伺いました!

 





―最近のチリアクターズをよく知る皆さん、今回の稽古はどうですか?


伊藤:座組の人数が少ないよね~

大島:南咲さんは特に人数の多い座組に参加してもらっているから余計感じますよね

影島:私も実はチリアクターズに参加した時はダブルキャストで稽古場には人数がいたりしてたから
   すごく少ない印象を感じます。だから、(稽古場の)好きなところに座れる!笑

伊藤:そうそう!好きなところに座れるっ!!




(一同笑



伊藤:今回は、今まで私が参加した作品とは構成が違うから、
   私もだけど、それぞれが作品の中にどう存在するか突き詰めて来るイメージかな

影島:今回はその場のテンションで出てくるモノっていうより、個々が考えて持ってきたものを
   稽古場でセッションしてる感じ。それでそこで生まれた感情を再構築してるなって思います。

大島:それぞれの意思というかやりたいことがハッキリしていて。果敢に挑んでもらっている気はする。
   勿論、持ち回りの役はそれそれあるんだけど、それとは別に主人公である<ユカリ>を演じる事も
   あるからだと思うんだよね。

 






―他のメンバー(北澤、成田、青木理歩さん、竜木みちるさん)についての印象はいかがですか?


影島:残りのメンバーは私たちより若い(U24)のに舞台をプロデュースしていたりするのもあって稽古中
   積極的に意見を出していたり、作品の捉え方が自分と違う所もあったりして。凄い力強くて、勉強になる。
   その子達を見ていると、自分がもう少し若い時にこの作品に出会ってたら作品の捉え方とかが変わって
   たのかなって思ったりしてます。

伊藤:稽古中、私が模索している工程を凄く見ていてくれているような気がしてて。おこがましいけど、
   経験値の差みたいなところで下手な事は出来ないなって(笑)
   勿論私も彼女たちに刺激を受ける事が沢山あるから一緒に高めあって最後まで作品を作り上げられたらいいな!


竹村:ホント、フレッシュで刺激的。個人的にはチリアクターズに加入してから私より前に入った劇団員が大島以外で座組に居ないんです。
   これって実ははじめてで。そうなると、チリアクターズの劇団員というくくりでは私がベテラン、ということになって。
   まぁ厳密に言うと参加時期は成田の方が早いんだけど。

大島:まぁ、キャリア含めると、果夏が逆転するからね。

竹村:だからいつもと稽古場も、作品の中にいても景色が違うんですよね。先にチリアクターズにいたメンバーってやっぱり心強いと言うか。
   一緒にお芝居をしてれば安心して舞台にたてる自分がいて。稽古場にいても自然に頼ってしまうし、
   引っ張ってってくれたメンバーだったから。客演さんにも参加していただいているなかで、劇団として迎え入れる準備とか。
   今までも勿論そういう心づもりではいたけれど、今回特に劇団員としての居方をすごく考えるなって感じて。
   私も、もう劇団員の中では上の方になったんだなって思ったんですよね。

大島:北澤が入団したりもあったしね。

竹村:その自分の中で明確な変化を感じたのが今回だったのかもしれない。劇団員として引っ張って、頑張っていかなきゃ
   なって改めて思いました。
 
    

 




―今回、意識しているポイントは何か、ありますか?



影島:私は言葉の重みをお客様にきちんと伝える、という事を意識して挑んでます。今までのチリアクターズは現場感という
   か、演劇の「生」を楽しんでいただく作品が多くて。でも今回は一人二役だったりする分、これは誰の言葉で、誰の気持ちで
   というものをしっかりと伝えていきたいと思っています。

伊藤:確かに今回は要所要所にチリアクターズらしさも散りばめられているんだけど、ユカリを演じるときは会話の
   テンポの小気味よさ、演劇らしさみたいなものをちょっと封印して、人間の生っぽさを全面に表現することを意識しているかな。
   そして私が演じるもう一役は実体がないというか、体の重みがない役なので質感の違い、温度の差みたいなものを私自身も感じて
   滲み出すものをお客さんに感じてもらいたいです。




―最後にこの記事を見てくださっている方に見どころをお願いします!!




影島:毎回言ってるかもしれないけど、今までのチリアクターズとは違ってシリアス寄りなんです。作品の中でいつもみたいに気軽に
   笑えるところもあるのですが、また毛色の違う作品になっていますので、今まで知ってくださっている方々にも新鮮な気持ちで
   観ていただけるかなって思います。

伊藤:今回主人公であるユカリが軸に物語が進んでいて、焦点が明確化している作品だと思います。観る人にとってどこかで経験した
   ことのある気持ちや感情だと思いますので、ユカリを通してこの作品を観た後にその気持ちを反芻したりしても楽しめる作品だと
   思います。
 
竹村:今までのチリアクターズらしさもあるので、まず安心してチリアクターズを観に来て頂いて、でも観に来たらこんな顔も観れるの
   かって思って頂けてる作品になっています。座組がとてもいい雰囲気で前向きに作品作りが進んでいるので、是非色々な方に観に
   来て頂けたらなと思います。




―ありがとうございました。




【公演情報】

チリアクターズ第17回公演
「ゆらぎ、碧い鳥、」

公演日程
2019/7/31(水)~8/4(日) 全9ステージ
7/31(水)  19:30~☆
8/1(木)  15:00~☆/19:30~
 2(金)  15:00~☆/19:30~
 3(土)  14:00~/19:00~
 4(日)  13:00~/17:00~

チケット
一般 前売 2800円(☆回は2500円)
   当日 3000円
学生 前売 1000円(枚数限定)
   当日 1000円(枚数限定)
※学生は要学生証
※開場・受付開始は開演30分前です。
※未就学児のご入場はお断りしております。

劇場
STスポット(横浜駅徒歩8分)
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1

キャスト
大島寛史
竹村果夏
影島沙絵
成田康佑
北澤優香
伊藤南咲(客演)
青木理歩(客演)
竜木みちる(客演)

スタッフ
脚本・演出 大島寛史
舞台監督  にしわきまさと
音響    鷹取滉平
照明    板倉 葵(Light Vision)
制作    吉乃ルナ
宣伝美術  カゲシマサエ
製作    チリアクターズ       

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